【M:i 5 ローグ・ネイション】最初に殺された女性レコード店員(女優ハーマイオニー・コーフィールド)の演技と経歴を解説!女優について、彼女が物語に与えた影響、殺された理由、印象に残る演技の理由、経歴と今後の活躍まで解説。
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』冒頭のレコード店員。たった3分の出演なのに、なぜかずっと心に残る…
筆者も映画館で初めて観たとき、「知的な演技が印象的。でも、さくっと、殺されちゃった、まじ?」と驚き。しかもクレジットを見ても「レコード店員」ってだけ。あの美人は誰?と、思わずネットで調べてしまったのは筆者だけじゃないはず。
この記事で取り上げるのは、
- 最初に殺された女性レコード店員は、女優ハーマイオニー・コーフィールド。ニューヨークのリー・ストラスバーグ演劇学校でメソッド演技を習得
- 物語に与えた3つの意味:彼女の死によって、シンジケートの脅威とイーサンの孤独、ストーリー全体の緊迫感が強調。
- たった3分の登場でも強烈な印象!ハーマイオニー・コーフィールドの迫真の演技力:知的さと恐怖におびえる迫真の表情という演技の幅。
- 「世界で最も美しい顔」にも選ばれた女優:最優秀女優賞なども受賞した実力の持ち主。
このあと、彼女の経歴や演技の秘密、そしてなぜ観客の記憶に残ったのか――その理由をじっくり掘り下げていきます。
- 【M:iローグ・ネイション】最初に殺された女性レコード店員は誰?演じた女優ハーマイオニー・コーフィールドとは?
- 『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 イーサンと交わした合言葉は?緊迫のレコード店シーンを振り返る
- なぜ殺された?レコード店員(IMFエージェント)の死が物語に与えた3つの意味
- 『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』たった3分の登場でも強烈な印象!ハーマイオニー・コーフィールドの迫真の演技力
- 「世界で最も美しい顔」にも選ばれた女優ハーマイオニー・コーフィールドの魅力的な経歴:『ローグ・ネイション』から『スター・ウォーズ』、そして現在まで
- まとめ:なぜレコード店の彼女は観客の記憶に残ったのか?
【M:iローグ・ネイション】最初に殺された女性レコード店員は誰?演じた女優ハーマイオニー・コーフィールドとは?
映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(M:i 5)冒頭のレコード店。イーサン・ハント(トム・クルーズ)にミッションを渡した直後にソロモン・レーン(ショーン・ハリス)に殺害される美貌の女性レコード店員。短いシーンながら、印象に残る演技。演じたのは、イギリス出身の女優ハーマイオニー・コーフィールド(Hermione Corfield)。
彼女は、IMF(Impossible Mission Force)のエージェント。知的でミステリアスな雰囲気、でもどこか幼さを残す美貌。トムが偽の指令に気づいて、店内を見ると、ソロモン・レーンに捕らえられた彼女の姿が。恐怖におびえ、頭を撃たれ、力なく崩れ落ちる演技、とても印象的です。
でも、
- クレジットの役名は、「Record Shop Girl (レコード店の店員)」とだけ。
そんなハーマイオニー・コーフィールドの主なプロフィールは、
- 1993年12月19日生まれ、ロンドン出身
- 身長173cm
- 母はファッションデザイナーのエマ・ウィリス
- UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)で英文学を専攻
- ニューヨークのリー・ストラスバーグ演劇学校でメソッド演技を習得
- 映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』で注目を集める
なお、2016年に「世界で最も美しい顔ベスト100」にも選ばれています。これは納得。
このたった3分ほどの演技で注目を集めた彼女は、その後、いろいろな作品に出演します。
次は、イーサンと彼女が交わした「合言葉」のやりとりや、あの緊迫したレコード店シーンの詳細について、さらに深掘りしていきます。
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 イーサンと交わした合言葉は?緊迫のレコード店シーンを振り返る
映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の冒頭、ロンドンのレコード店でのイーサン・ハントとレコード店員(ハーマイオニー・コーフィールド)の合言葉。端的で知的な言葉のやり取りが、大人の会話。
まず、イーサンが店に入ると、店員は「もうすぐ閉店です」と声をかけます。ここから、2人の間でジャズの知識を試すような合言葉の応酬が始まります。
合言葉のやり取り:
店員: 「もうすぐ閉店です」(We’re about to close.)
イーサン: 「長くはかかりません」(I won’t be long.)
店員: 「何かお探しですか?」(Are you looking for anything in particular?)
イーサン: 「何かレアなものを」(Something rare.)
店員: 「当てましょうか…クラシック?」(Let me guess… Classical?)
イーサン: 「ジャズだ」(Jazz.)
店員: 「サックス?」(Sax?)
イーサン: 「コルトレーン」(Coltrane.)
店員: 「ピアノ?」(Piano?)
イーサン: 「モンク」(Monk.)
店員: 「ベースはシャドウ・ウィルソン」(Shadow Wilson on bass.)
イーサン: 「シャドウ・ウィルソンはドラムだ」(Shadow Wilson played drums.)
店員: (脚本上では、ここでイーサンが「試しているのか?」(Are you testing me?)と問いかけるセリフが入っています)
店員: 「なぜ彼がシャドウと呼ばれていたか知ってる?」(Know why… they call him Shadow?)
イーサン: 「タッチが軽やかだったから」(Because he had a light touch.)
店員: 「運がいいわね。初版があります」(You’re in luck. I have a first pressing.)
このやり取りの後、店員はイーサンにレコードを手渡し、奥の試聴室へ案内します。
しかし、イーサンがレコードを再生すると、IMF指令が、ソロモン・レーンからの警告にすり替わっています。すべてが罠でした。
そしてレコード店員は殺害され、イーサンはとらえられます。
実はこのシーン、1966年のテレビシリーズ、パイロット版でレコード店で作戦指令を受ける場面へのオマージュ。
そのIMFの伝統的なミッション受け渡しの儀式が、敵に乗っ取られるという、大変な緊張感を醸し出しています。
レコード店のシーンは、
- キャラクターの知性
- お約束を破る驚き
- IMFをもだます、敵シンジケートの脅威
を冒頭から見せつけてくれます。
さて、なぜこのレコード店員が殺されなければならなかったのか?次はその謎と、物語に与えた意味について考察していきます。
なぜ殺された?レコード店員(IMFエージェント)の死が物語に与えた3つの意味
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』で最初に殺された女性、レコード店員(ハーマイオニー・コーフィールド)。
殺された理由と意味は、
- シンジケートの冷酷さと組織力の誇示:
IMFのロンドン拠点での、お約束のIMF指令が、なんとすり替わり。しかも、ソロモン・レーンは初めから店内のブースに待ち構えている(彼女の登場シーンの後ろにいる)。完全な罠。これにイーサンもロンドン拠点のレコード店員さえも気づいていない状況。
観客は、IMFのアジトを暴き、乗っ取るほど。ソロモン・レーン・シンジケートの実力を見せつけられます。
- 2. イーサン・ハントの孤立を強調
IMFも解体され、イーサン自身も召喚命令に背いて、CIAに追われる身。かつての仲間も頼れず、6か月間、単独でソロモン・レーンを追跡。まさに四面楚歌。サブタイトルの”ローグネイション(ならずもの国家)”は、国際法や慣習を尊重しない国家・国民”の意味ですが、USAからの指令に従わない意味では、イーサン自身もほとんど”ローグネイション”状態で孤立無援。
- ”お約束”を壊して、物語の緊迫トーンを観客につきつけ:
いつもならお約束のメッセージ、
おはよう、ハント君。君もしくは君の仲間が捕まり殺されても、当局は一切感知しないものとする。このメッセージは5秒後に自動的に消滅する。
を聞いて、導火線とおなじみ音楽で、物語開始の場面。観客は、完全に安心してワクワクモードの場面。この安心感をぶっ壊して、レコード店員(エージェント)の殺害とイーサンの捕縛という、緊迫展開。
冒頭から物語の緊張感を観客に突きつけ、物語のトーンを決めます。
レコード店員の死は、単なるショック演出ではなく、
- 敵組織シンジケートの恐ろしさ
- イーサンの孤独
- 物語のリアリティと緊張感
を一気に観客に伝える重要な役割を果たしていたのです。
…それにしても、あの店員の短い登場が、これほどまでに記憶に残るとは。次は、そんな彼女の演技力について、もう少し掘り下げてみたいと思います。
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』たった3分の登場でも強烈な印象!ハーマイオニー・コーフィールドの迫真の演技力
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のレコード店員役、ハーマイオニー・コーフィールドの演技は、たった3分たらずの登場にもかかわらず印象的。
その印書的な演技で筆者が気づいた点:
まず、すらっと伸びた美貌と表情。イーサンと合言葉を交わすときの知的なまなざし。任務のレコードを渡す優雅な動き。そして、ソロモン・レーンに銃を突きつけられ、恐怖と絶望、涙が頬を伝うリアルな表情。
なにより、右後頭部を撃たれ、左にどさっと、崩れ落ちる演技。ありがちなスローモーション死亡ではないところが、彼女の演技力と敵の緊張感を顕著に表現しています。
印象的だったポイント
- 目の動きや微妙な表情の変化で、内面の動揺や恐怖を的確に表現
- 現実の死に近い、急激な脱力で崩れ落ちる演技
- 右後頭部を撃たれ、左に崩れ落ちるリアリティ
- 合言葉のやりとりで感じさせる知性
たった3分の出演、しかもクレジットは、”レコード店員”のみの彼女。そんな役でも本気で取り組んだから、のちの主演作や受賞があったのでしょう。
いや、それにしても、たった数分でここまで観客の心を動かすなんて…。女優ハーマイオニー・コーフィールドの演技、すごい。さて、次は彼女の自身の経歴や、その後の活躍についてご紹介です
「世界で最も美しい顔」にも選ばれた女優ハーマイオニー・コーフィールドの魅力的な経歴:『ローグ・ネイション』から『スター・ウォーズ』、そして現在まで
「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」で鮮烈な印象を残したハーマイオニー・コーフィールド。2016年版「世界で最も美しい顔ベスト100」で90位にランクインされたほどの美貌と知性の持ち主。
このランキングは
- 映画評論サイトTC Candlerが毎年発表。
選考理由は、
- 端正な顔立ちとナチュラルな美しさ
- モデルとしてのスタイルの良さ
- 映画女優としての国際的な活躍
- 若手ながらも品格と知性を感じさせる佇まい
ランキング自体が「単なる美人投票」ではなく、個性や存在感も重視。ハーマイオニー・コーフィールドのような“美しさ+知性+国際的な活躍”を兼ね備えた女優が評価されたと思われます。
その後も彼女のキャリアは右肩上がり。
- 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ではターリー・リントラ役を好演。世界的な映画ファンにも知られるように。
- 『xXx:再起動』や『高慢と偏見とゾンビ』、『キング・アーサー』などにも次々出演。
- テレビドラマ『We Hunt Together』や『ハルシオン』でも主要キャストを務め、演技の幅を広げています。
筆者は「ラスト・クリーク」での主演も観ましたが、シリアスな役柄も自然体でこなしていて、今後ますます活躍が期待できる女優だと感じました。
ちなみに、その演技が評価されて、主な受賞歴などは、下記の通り:
年 | 賞 | カテゴリ | 作品 | 結果 |
2016 | 英国ナショナル・ フィルム・アワード |
最優秀新人賞 | M:i/ローグ・ネイション | ノミネート |
2018 | ブレッケンリッジ映画祭 | 最優秀女優賞 | ラストクリーク | 受賞 |
2018 | ジェファーソン州立大学フリックス・フェスト | 最優秀女優賞 | ラストクリーク | 受賞 |
『Outlander: Blood of My Blood』など新作ドラマにも今後出演予定。ますます期待が持てます。
さて、最後に――なぜ彼女が観客の心にこれほど強く残ったのか、その理由をもう一度整理してみましょう。
まとめ:なぜレコード店の彼女は観客の記憶に残ったのか?
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のたった3分の演技で、強烈な印象を残した女優ハーマイオニー・コーフィールドについて解説しました。
まとめると、
- 最初に殺された女性レコード店員は、女優ハーマイオニー・コーフィールド。ニューヨークのリー・ストラスバーグ演劇学校でメソッド演技を習得
- レコード店員の死が物語に与えた3つの意味:彼女の死によって、シンジケートの恐ろしさとイーサンの孤独が際立ち、ストーリー全体のトーンが決定づけられた。
- たった3分の登場でも強烈な印象!ハーマイオニー・コーフィールドの迫真の演技力:合言葉のやりとりで感じさせる知性と恐怖におびえる迫真の表情という演技の幅。
- 「世界で最も美しい顔」にも選ばれた女優ハーマイオニー・コーフィールドは、最優秀女優賞なども受賞した実力の持ち主。
ハーマイオニー・コーフィールドの今後のますますの活躍が期待されます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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