ミッション インポッシブル マリーとは誰?死亡の謎とイーサンとの過去を解説

ミッション インポッシブル/デッドレコニングとファイナルレコニングのマリーとは誰?死亡理由と死亡シーン、イーサンとの過去を解説。さらに演じた女優マリエラ・ガリガのプロフィールや出演作も紹介。

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』で初登場したマリー。イーサンと30年以上前に関係があり、ヴィランのガブリエルとイーサンの因縁のもとになっている女性。

登場は短い回想シーンのみなので、あなたもこんな疑問を抱いているかもしれません。

  • ミッション:インポッシブルでのマリーとは誰?
  • マリー死亡の謎とは?
  • マリーとイーサン、ガブリエルの関係とは?
  • マリーの死が、イーサンのIMF加入にどう影響したの?
  • マリー役の女優マリエラ・ガリガとは?プロフィールや出演作は?

ミッション:インポッシブルシリーズをすべて見てきたファンでも、このIMF加入前のイーサンに関わるマリーという女性は初見のはず。

『ミッション:インポッシブル/ファイナルレコニング』はシリーズの集大成。『清算』といういみのこの作品にふさわしいキャラクター、マリーについて見ていきましょう。

 

ミッション インポッシブル マリーとは誰?死亡の謎とイーサンの過去に迫る

ミッション:インポッシブルのマリーは、『デッドレコニング』で初登場の女性キャラクター。イーサンのフラッシュバック回想シーンに登場。『ファイナルレコニング』でも同様な回想シーンがあり、それらからの情報を整理すると、

  • マリーはIMF入隊前のイーサン・ハントの大切な人と推察
  • マリーの死亡原因はガブリエル:イーサンの目前で銃で撃ち殺した。
  • 両手をあげて無抵抗状態で撃たれていることから、一般女性と推定
  • マリーはイーサンの腕の中で死亡。このときに警官がイーサンを逮捕
  • イーサンは、マリー殺害容疑をかけられ、無期懲役の判決がでた。
  • イーサン・ハントは、無期懲役免除の交換条件として、IMFに入隊
  • この事件が起きたのは35年前(ファイナルレコニングで判明。)(ミッション:インポッシブル 1は30年前の物語)
  • イーサン・ハントにとって、ガブリエルはマリー死亡の原因。殺したいほどの相手(デッドレコニングのルーサーの発言より判明)

マリーの死亡回想シーンは、セリフなしで、情報が少ないです。ルーサーやガブリエルの発言から、マリーとイーサンのかなり親しい関係が浮かび上がってくるのみです。

マリーとガブリエルはイーサン・ハントの起源に関わる存在という点が、これまでの登場人物や敵役との違いです。『ファイナル・レコニング』が『清算』というサブタイトルを持つことから、シリーズの総括にふさわしい登場人物とエピソードだと筆者は考えました。

では、でもマリー死亡回想シーンやイーサンやルーサーのセリフから、上記の推察の根拠を探ってみましょう。

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デッドレコニング:マリー死亡シーンとイーサン・ハントの衝撃的な過去

『デッドレコニング』や『ファイナルレコニング』でマリー死亡シーンやルーサーの発言を振り返って、イーサン・ハントの過去とマリーに関する考察の根拠を見ていきます。

デッドレコニングでのマリー死亡シーンの詳細と考察

  1. 薄暗いじめじめとした狭いトンネルのようなところで、ガブリエルが両手をあげたマリーに銃を向けている。その距離、1メートル以内。マリーに格闘経験があれば、そこまで近づかないと推察されることから、マリーは一般人と推察される。
    またこの場所は、『ファイナルレコニング』でルーサーが死亡する場所と雰囲気が似ている。因縁の場所に、ガブリエルがイーサンを呼び寄せたのかと勘ぐってしまうくらいです。
  2. そこへイーサンが必死の勢いで駆けつける。この勢いからも、イーサンにとって、マリーは大切な人と筆者は推察します。
    それにデッドレコニングでのガブリエルのグレースへの発言から、「イーサン・ハントが守り切れなかった最初の大切な女性」。おそらく恋人に相当するでしょう。
  3. イーサンとマリーを鉄格子が隔てている。マリーは一瞬、「助けに来てくれた」と恐怖と安堵が入り混じった表情を浮かべる。ガブリエルもイーサンを確認。そのタイミングでガブリエルに撃たれる。マリーは自分が撃たれのが信じられないといった感じで、自分の胸をみる。ガブリエルは、イーサンにわざと殺害現場を見せるために待っていたとすら、筆者には思えます。
  4. イーサンは、あおむけに倒れたマリーの死亡を見つめている。そこへ警官隊が到着して、イーサンが逮捕。もしかしたらガブリエルは、警官隊にイーサンを逮捕させることも狙っていたのかもしれません。
  5. 裁判所の判決で、無期懲役がイーサンに言い渡される。人一人の殺害にしては、刑罰が重いので、何か他の事件も含んでいるのでしょう。
  6. イーサン・ハントは、無期懲役の無効と引き換えに、IMFに入隊する。イーサンは軍歴があるので、その能力をかわれたのでしょう。

 

デッドレコニングでのルーサーの懸念:イーサンとガブリエルの深い因縁

さらにイーサンの過去とマリーについて考察するために、『デッドレコニング』でのルーサーの発言を振り返ってみましょう。エンティティの追跡を逃れるため、オフライン環境に身を投じる直前のイーサンへの発言です。

ルーサー:さて…質問しなければならない。パートナーとしてではなく、友人としてだ。お前の目的は何だ?

イーサン:エンティティを殺すことだ。

ルーサー:ガブリエルを殺すことはどうする?

イーサン:彼は鍵が何を開けるか知っている。彼は生かしておく必要がある。忘れていない。

ルーサー:彼と目を合わせたときもそれを覚えているか?よく考えろ。なぜエンティティは彼にお前が大切に思う誰かを殺させたいのか?他の誰もがエンティティをコントロールできると思っている。お前だけがそれを殺そうとしている。ある可能性のある未来で、エンティティはお前が勝つのを見ている。そして恐れている。お前がガブリエルを生かして連れて行き、鍵が何を開けるかを話させることを恐れている。エンティティは二つの可能性のある結果に賭けていると思う。一つはお前があの列車で死ぬこと。もう一つはお前がガブリエルを殺すこと。どちらの場合も、エンティティが勝つ。

イーサン:ルーサー…お前の言う通りだと思う。

ルーサー:鍵を手に入れろ。列車から生きて降りろ。ガブリエルを殺すな。そして、繰り返すが、計画を変えるな。

このように第一作からの盟友であり、イーサン・ハントの過去を知るルーサーは、「イーサンがガブリエルを殺してしまう」可能性を強く懸念しています。

35年経っても、イーサンはガブリエルを殺してしまう危険があるくらい、マリーはイーサンにとって大切な人だったのでしょう。おそらくマリーの死の直前の恐怖と安堵の表情からも、二人は恋人同士だったと筆者は確信します。

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ガブリエルのサディスティックな一面:イーサンからグレースへの説明

列車シーンの直前、イーサンはグレースに。ガブリエルをこう説明しています:

「彼は君を殺すことには興味がない、グレース。君を苦しめることに興味があるんだ。そしてその後で君を殺すだろう。」

ガブリエルは、単純な標的排除だけでなく、精神的な苦痛を与えることを好む、サディスティックなキャラとして描かれています。これはおそらくイーサンが過去にガブリエルにされたことから来たものと思います。

このことからもマリーの事件で、ガブリエルは単純なマリーの殺害だけでなく、イーサンに生きたまま苦痛を与えることを望んでいたと筆者は推察します。そのことからイーサン・ハントとガブリエルの深い因縁を筆者はあらためて認識しました。

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なぜイーサン・ハントはIMFに?マリー死亡とガブリエルによる冤罪の結末

ガブリエルがマリー殺害の罪をイーサン・ハントにかぶせたことで、彼は終身刑に。それをなかったことにする条件で、イーサンはIMFに入隊。このエピソードは、筆者にとっては意外でした。正義や世界のために戦っている印象のIMFのイーサンチーム。他のベンジーたちも同様な経緯でIMFに入隊したことをグレースに説明しています。

つまりイーサン・ハントは、「自らの意思でIMFに入隊したのではなく、やむにやまれぬ事情で入隊した」ということ。これは今までのイーサン・ハント象「世界のために危険を冒すヒーロー」に追加設定です。やむにやまれぬ事情での入隊でも、組織に裏切られても、「世界のためにたたかう」ところにしびれます。

 

『ミッション:インポッシブル』マリー役の女優マリエラ・ガリガとは?プロフィールや出演作

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でマリー役を演じ、セリフなしの短いフラッシュバックシーンながらも強い印象を残したマリエラ・ガリガ。彼女の演技のルーツは、国際的な経歴にもありそうです。

マリエラ・ガリガのプロフィールをまとめてみました:

項目 内容
名前 マリエラ・ガリガ (Mariela Garriga)
生年月日 1989年 
出身地 キューバ・ハバナ
国籍 キューバ、イタリア、アメリカ
言語 スペイン語、イタリア語、英語(堪能)
主な経歴 幼少期より演劇やテレビに触れ、「Cuban Television Ballet」に出演。考古学者を夢見た時期も。
2009年 イタリア・ミラノへ移住。
活動拠点 アメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカの映画業界で活躍。
主な出演作 『NCIS: Los Angeles』、『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』
受賞歴 短編「Sombr City」でクイーンバーム国際映画祭の最優秀女優賞を受賞
キャリアの特徴 女優業のほか、プロデューサー、脚本家としても活動。映画製作会社FACTUM FILMS S.R.LのCEO兼共同設立者。キューバ観光情報サイト「Cuba2Day」の共同設立者。

『ミッション:インポッシブル』の『デッドレコニング』と『ファイナルレコニング』でのマリー役のマリエラ・ガリガは、キューバで生まれ育ち、その後イタリア、アメリカへと活動の場を広げてきた国際的な女優。13歳でモデルやCM出演をきっかけにエンターテイメントの世界へ。

彼女のキャリアはイタリアの映画やテレビシリーズから始まり、『NCIS: Los Angeles』や『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』といったアメリカの人気ドラマにも出演。
短編「Sombr City」でクイーンバーム国際映画祭の最優秀女優賞を受賞

多国籍の経験、女優業以外のプロデューサーや脚本化しての活動はとても特徴があります。このバックグラウンドが、セリフもない短時間の回想シーンでも観客の印象に残る演技につながっていると筆者は感じました。

 

まとめ

映画『ミッション:インポッシブル』の『デッドレコニング』と『ファイナルレコニング』で、イーサン・ハントの起源に関わるマリーについて見てきました。

マリーについてまとめると:

  • ミッション:インポッシブルでのマリーとは誰?:
    マリーはイーサンがIMFに入る約30年前に関わった大切な女性。イーサンの目の前でガブリエルに殺害される。
  • マリー死亡の謎とは?:
    ガブリエルのマリー殺害理由は不明。イーサンに深い苦痛を与えるため、または何かの計画の一部であった可能性も示唆。
  • マリーとイーサン、ガブリエルの関係とは?:
    イーサンにとってマリーは恋人に近い関係と推察。一方、ガブリエルはマリーを殺害し、その罪をイーサンに着せた張本人。イーサンとガブリエルには深い因縁が。
  • マリーの死が、イーサンのIMF加入にどう影響したの?:
    マリー殺害の冤罪によりイーサンは、終身刑の判決。これを無かったことにするため、IMFに入隊。
  • マリー役の女優マリエラ・ガリガとは?プロフィールや出演作は?
    マリーを演じたマリエラ・ガリガは、キューバ出身の国際的な女優。イタリアやアメリカで演技を学び、数々の作品に出演。

マリーは、高性能AI、エンティティの使徒であるガブリエルとイーサンの深い因縁を持たせるために必須のキャラでした。『ミッション:インポッシブル』シリーズの集大成に必須のキャラクターと言えたのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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