ミッション:インポッシブル トイレの人の正体:囮のラーク(ヤン・リャン)の強さの秘密と経歴に迫る!

ミッション:インポッシブル/フォールアウトのクラブ格闘シーンで、圧倒的な存在を見せつけた「トイレの人(囮のラーク)の正体を解説。演じたヤン・リャンは中国武術大会で準優勝の実績と俳優兼スタントの経歴を紹介!

ミッションインポッシブル/フォールアウトのトイレの格闘シーン。わずか4分間の出演でしたが、アジア系の俳優さん、とても印象的でした。このキャラ、敵組織アポストルの首領、ジョーン・ラークの替え玉。イーサン・ハントとオーガスト・ウォーカーの二人をあわやノックアウト寸前まで追い込み、イルサ・ファウストの介入がなければ、二人は返り討ちにあっていたと思わせるほどのインパクト。

このシリーズ屈指の強さを誇る敵キャラ、セリフも名前もなし。通称、「トイレの人」。

こんな疑問を持たれた方も多いのでは。

  • 「トイレの人」の配役名とは?:「Lark Decoy (囮のラーク)」
  • 役者名と経歴などのプロフィールは?:中国武術を納めたヤン・リャン。俳優/スタントダブル
  • 格闘シーンが印象に残った理由は?:中国武術を駆使した本物のアクション
  • 『フォールアウト』以外の出演作は?:スター・ウォーズ/フォースの覚醒や007 スカイフォールなど多数。

たった4分間の出演でも印象に残った俳優兼スタントダブルのヤン・リャンの魅力に迫っていきたいと思います。

 

「トイレの人」の正体とは?『フォールアウト』でイーサンを追い詰めた「囮のラーク」の謎

ミッション:インポッシブル/フォールアウトの「トイレの人」、シリーズファンなら「ああ、あの!」ってピンときますよね?  

正体は、パリのクラブでイーサンとウォーカーを圧倒した「囮のラーク」ことLark Decoy

このキャラ、実は敵組織アポストルの首領ジョン・ラークの替え玉。イーサンたちは本物のラークを追っていたつもりが、ウォーカー(彼こそ本物のジョン・ラーク!)の策略にハマったんです。

まず驚くのは、あの絶望的な強さ! イーサン・ハント(トム・クルーズ)とオーガスト・ウォーカー(ヘンリー・カヴィル)という屈指の強者二人を、たった一人で追い詰める戦闘力。狭いトイレでイーサンをドアごと蹴り飛ばし、ウォーカーには喉元攻撃を連発。イルサが助けなければ、二人とも確実にやられてましたね…。

出演時間はたった4分。でも、その存在感は圧倒的でした。エンドクレジットで「Lark Decoy」と明記されているこのキャラ、発信器を持つ囮だと気づかず、イーサンたちは大苦戦。

なぜここまで強いのか? その秘密は、演じた俳優ヤン・リャンの武術的背景にあります。  

この「囮のラーク」、シリーズ最強の敵役の一人と言っても過言じゃないでしょう。

次は、この強敵を演じた俳優ヤン・リャンの素顔と、驚異的な身体能力に迫ります。

 

俳優ヤン・リャン(梁 陽)とは何者?「トイレの人」を演じた武術と役者経歴

俳優ヤン・リャン(梁 陽)は、ミッション:インポッシブル/フォールアウトの「 トイレの格闘シーン」で強い印象を残しました。その強烈なインパクトのルーツは、武術経歴と国際的なキャリアにあります。

ヤン・リャンのプロフィールをまとめてみました:

項目 内容
名前 ヤン・リャン(梁 陽 / Liang Yang)
生年月日 1980年3月26日
出身地 中国・黒竜江省ハルビン市
身長 178cm
主な経歴 幼少期から武術に親しみ、中国国内の武術大会で準優勝
2004年 イギリスへ渡る
2010年 英国武術協会に入会
活動拠点 ヨーロッパを拠点に映画業界で活躍
キャリアの特徴 俳優業とスタント業を両立。アクション俳優、スタントコーディネーター、ファイトコーディネーターとしても高い評価を受ける

囮のラーク(トイレの人)役のヤン・リャン(梁 陽 / Liang Yang)は、中国武術を特技として、俳優業とスタント業を両立している俳優。「絶対、本物の武術家」とわかる動き。さらにスタントコーディネーターやファイトコーディネーターとしても活躍しているマルチタレントぶりに驚きです。

「囮のラーク(トイレの人)」役では、ヤン・リャンはその武術のバックグラウンドを存分に発揮。トム・クルーズやヘンリー・カヴィルと互角以上に渡り合う肉弾戦を披露。主役を食いそうになる迫力の格闘シーンは、「イーサン、このままやられちゃうのか?」と息をのみました。

また、ヤン・リャンの演技は「無言」でありながら、圧倒的な存在感が特徴。表情や所作と本物の動きで「リアル感」を見せつけました。

その輝かしい経歴と身体能力が、「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」でのわずか4分間の出演でも存在感を示したのだと思います。

さて、次は『フォールアウト』のトイレ格闘シーンの徹底解説。ヤン・リャンの強さとリアリティの秘密に迫ります。

 

伝説のトイレ格闘シーン徹底解説――“トイレの人”ヤン・リャンの強さとリアリティの秘密

『ミッション:インポッシブル』シリーズの中でも、ベストバウトの声も聞こえる伝説のトイレ格闘シーン。ここでは、そのシーンの流れ、アクションのリアリティ、ヤン・リャンの“本物の強さ”、そしてなぜ観客やファンから「シリーズ最強」と称されるのかを徹底解説します。

 

シーンの流れと演出のこだわり

この死闘は、パリのクラブのトイレが舞台。ジョン・ラークの囮(トイレの人)をイーサン・ハントとオーガスト・ウォーカーが追跡するところから始まります。  

怪しい気配に気づいた偽ラーク(トイレの人)は、イーサンの攻撃を即座に撃退し、麻酔用の針を叩き落とす冷静さと反射神経を披露。ウォーカーも覆面作成用のPCでトイレの人を殴打。気絶させて個室に連れ込むものの、顔マスク作成の混乱やパリの若者たちの乱入で状況は混沌。トイレの人が目を覚ました瞬間、真の死闘が開始。

実は「トイレの人(囮のラーク)」の手洗い、やけに丁寧なんですよね。発信器を渡されているくらいだから不測の事態は予測しているはず。もしかしたら待ち伏せしてたのかも。さらにオーガスト・ウォーカー(本物のジョン・ラーク)が余計なことに、眼を合わせている。これ、気づいてくれと言わんばかりのしぐさ。その後、複製マスク作成用のPCで囮のラークをぶっ叩いて、破損させているし。

ウォーカー(ラーク)からすれば、ここでイーサンが殺されても、この囮のラークが死んでも、どちらでもメリットがある。だから、こんな迂闊な行動に出ているのでしょうね。

この格闘シーンは、音楽を排除し、打撃音・呼吸音・壁やガラスの割れる音など“生の音”が響く演出。日常空間にある密室、トイレで、観客はまるでその場にいるかのような緊張感と臨場感を味わえます。セットも実際に破壊される仕様で作られ、アクションのリアリティを極限まで演出。

 

格闘技術と“本物”の強さの証明

トイレの人(演:ヤン・リャン)は、身長178cmの体格にもかかわらず、狭い個室トイレで座ったままの近距離パンチでイーサンとオーガストを圧倒。イーサンをドアごと蹴り飛ばし、オーガストを投げ飛ばして喉元への急所攻撃を食らわせます。  

特に喉元への一撃はこの格闘シーンで3回も披露され、オーガストの顔が赤くなるほどの威力。ヘンリー・カヴィル(オーガスト役)は「この短いシーンの撮影に4週間かかり、筋肉痛が絶えなかった」と語るほど、ヤン・リャンの攻撃は本気そのもの。

さらに、イーサンたちの攻撃をほとんど受け流し、まともにヒットさせない“受けの巧さ”も際立ちます。中国武術大会で準優勝した経歴を持つヤン・リャンならではの巧みな体捌きと反応速度。投げ飛ばされて鏡を突き破っても、即座に排水管のパイプを抜き取って反撃。武器攻撃も中国武術の特徴、彼の応用力と実戦的な強さを見せつけます。

 

セリフなしで観客を圧倒した存在感

このトイレ格闘シーンで特筆すべきは、トイレの人が一切セリフを発しないにもかかわらず、圧倒的な存在感を放っていることです。  

目線や呼吸、間の取り方だけで「ただ者ではない」雰囲気を醸し出し、イーサン=最強というイメージを覆すリアリティを与えました。  

急所攻撃を多用し、パイプで喉を引っかけたり突き刺そうとするなど、殺人マシーンさながらの戦闘スタイル。体格の良いオーガストを戦闘不能に追い込みます。ここでのイーサンの表情、めちゃくちゃ苦しそう。内心、「ものすごく強い敵だな、打撃でかなわないから組み技に切り替えよう」とか、考えていそう。イーサンはタックルで倒した後、もみ合いに。拳銃を奪われ絶体絶命のピンチに。 膂力でもイーサンたちを圧倒。 

その瞬間、イルサ・ファウストが現れ、トイレの人をヘッドショットで射殺。戦いに終止符が突然訪れます。

 

シリーズ最強と語り継がれる理由と評価

このシーンでのトイレの人の強さは、シリーズ全体を通しても屈指のもの。  

2対1でイーサンとオーガストを圧倒し、馬力・技術・タフさのすべてで上回った彼の姿は、ファンや批評家から「歴代最強の敵」「もしイーサンが一人だったら完全に終わっていた」との声も。

撮影現場でも、トム・クルーズやヘンリー・カヴィルが「本気で疲弊」したのに対し、ヤン・リャンだけが「ケロッとしていた」という逸話が残るほど。監督クリストファー・マッカリーも「有名俳優では対応できなかった」と語り、ヤン・リャンの“本物”の強さがこのシーンのリアリティを支えました。

この伝説の死闘シーンは、ヤン・リャンという“本物の格闘家”のリアルなアクションと、徹底的に作り込まれた演出によって、映画の枠を超えた“最強の敵”を生み出した瞬間だったのです。

次のセクションでは、ヤン・リャンが『フォールアウト』以外でどんな作品に出演し、どのような実績を積み重ねてきたのかを詳しく見ていきます。

 

『フォールアウト』だけじゃない!ヤン・リャンの出演作とスタントマン/ファイトコーディネーターとしての実績

ヤン・リャン(梁 陽)は「ミッション:インポッシブル」以外にも、多くの作品に出演。俳優、スタントマン、ファイトコーディネーターとして、何足もわらじを履いている、マルチタレントなんです。

経歴をまとめると:

分類 作品名 役名・役柄
俳優としての主な出演作 ミッション:インポッシブル/フォールアウト 囮のラーク
スター・ウォーズ/フォースの覚醒 FN-2199(トレイター・トルーパー)「Traitor!」の台詞で話題(声は別俳優)
007 スカイフォール セヴリンのボディガード
スター・ウォーズ/最後のジェダイ プラエトリアン・ガード
ライラの冒険 黄金の羅針盤
The Bible
スタントコーディネーター デッドプール&ウルヴァリン
マーベルズ
イコライザー THE FINAL
ファイトコーディネーター ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
モービウス
ワンダーウーマン 1984

俳優としては、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でのFN-2199役(いわゆる「トレイター」トルーパー)、『007 スカイフォール』ではセヴリンのボディガード役が有名なところ。声は別俳優だったけど、FN-2199(トレイター・トルーパー)「Traitor!」の台詞は記憶に残っている人もいるのでは。

スタントマン・ファイトコーディネーターとしても活躍。『デッドプール&ウルヴァリン』『マーベルズ』『イコライザー THE FINAL』など、誰でも知ってる話題作に参加。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』『モービウス』『ワンダーウーマン 1984』といったアクション大作でもファイトコーディネーターとして活躍。

こうしてみると、みなが知ってる作品のアクションシーンに結構かかわっている役者ですね。

 

さらにスタントチームの一員としての受賞歴も。

受賞年・回 賞名(英語) 部門・カテゴリー 作品名 備考
第19回(2013年) Screen Actors Guild Award(全米映画俳優組合賞) Outstanding Action Performance by a Stunt Ensemble in a Motion Picture Skyfall(スカイフォール) スタントチームとして受賞
第21回(2015年) Screen Actors Guild Award(全米映画俳優組合賞) Outstanding Action Performance by a Stunt Ensemble in a Comedy or Drama Series Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ) スタントチームとして受賞

ヤン・リャンの強みは、武術家としての経験と映画的センスの両立だと筆者は考えます。彼のアクションは、単なる派手さだけでなく、本物がもつ説得力を感じます。

 

まとめ:ミッション:インポッシブル「トイレの人(囮のラーク)」の衝撃とヤン・リャンの真価

ミッション:インポッシブル/フォールアウトのトイレ格闘シーン。わずか4分間の登場ながら、シリーズファンにもアクション映画好きにも強烈な印象を残した「トイレの人」。今回は、その正体や配役名「Lark Decoy(囮のラーク)」、演じたヤン・リャン(梁 陽)のプロフィール、そして中国武術を駆使したリアルなアクションの秘密に迫りました。

記事の主要ポイントまとめ

  • 「トイレの人」は敵組織アポストルの首領ジョン・ラークの替え玉(囮のラーク)として登場。名前もセリフもないにもかかわらず、イーサン・ハントとオーガスト・ウォーカーを追い詰める屈指の強敵。
  • 演じたのは中国武術を極めたヤン・リャン。俳優であり、スタントダブルやファイトコーディネーターとしても世界的に活躍。
  • トイレ格闘シーンは中国武術の技が光り、リアリティと迫力に満ちていた。イルサ・ファウストの介入がなければ、イーサンたちも危なかったほどのインパクト。
  • ヤン・リャンは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(FN-2199役)や『007 スカイフォール』など、他の国際的大作にも多数出演。

「ミッション:インポッシブルのトイレの人」は、シリーズの中でも異彩を放つ存在でした。名前もセリフもなく、ただ圧倒的な強さとリアリティだけで観客の記憶に刻まれたキャラクター。これは、ヤン・リャンという“本物”の武術家・アクション俳優の実力があってこそ。
たった4分間の出演でも、映画に新たな伝説を刻み込む――それが「トイレの人(囮のラーク)」の真価だと私は思います。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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