自己紹介:アクション映画と私
こんにちは。『シネマ・アナトミア』の ”K” です。
このブログでは、年間80本以上、累計8,000本を超える映画を鑑賞してきた私が、特に心を燃やす『アクション映画』に絞り、「なぜ、あのアクションシーンは私たちの心を掴んで離さないのか?」その興奮のメカニズムを、元外資系マーケティングマネージャーの視点で「解剖(アナトミア)」するように深掘りしています。
子供の頃から毎週のようにTVの洋画に夢中になり、受験勉強中は映画のサントラに励まされ、社会に出てからは『ロッキー』の不屈の魂に何度も背中を押されました。映画は、単なる趣味ではなく、私の人生そのものを形成してきた「応援団」であり、最高のアドレナリンの源泉なのです。
このブログは、そんな知的興奮に満ちた映画との対話へ、あなたをご案内します。
ブログ『シネマ・アナトミア』の原点
その「独自の視点」の原点は、26年間にわたる外資系BtoB企業でのキャリアにあります。
希望して入った外資系企業での営業職。そこで私を待っていたのは、絶望的なほどの大きな壁でした。もともと口下手で、お客様との何気ない雑談すらままならない。「このままでは自分の存在価値がなくなってしまう」。そんな焦りの中、私が藁にもすがる思いで手を出したのが、専門書や学術論文でした。仕事で追い詰められた夜、心を奮い立たせるために観た映画の主人公たちのように。来る日も来る日も、膨大な情報を読み解き、「顧客」と「ニーズ」を徹底的に分析しました。
転機が訪れたのは、ある大手顧客への提案です。製品を売り込むことをやめ、分析から導き出した仮説を元に、顧客の課題解決パートナーとして伴走。すると、今まで相手にしてくれなかった顧客の対応がみるみる変化し、「君は、我々のことを我々以上に理解している」という最高の言葉をいただきました。
この「徹底的なリサーチと分析に基づき、相手の潜在ニーズを読み解き、解決策を提案する」という手法で、私の営業成績は全国No.1を達成。最年少で最も売上の大きいエリアのマネージャーへと昇進することができました。
マネージャーとしてチームを率いる中で、私の興味は「個」の成功から「仕組み」の構築へと移っていきます。どうすればこの成功を再現できるのか? 市場全体を動かすには、どのような戦略が必要なのか?『マネーボール』のデータ野球は参考になりました。 この探求心は、私を自然と新製品・サービスの開発を担う「マーケティングマネージャー」の世界へと導きました。
マーケティングマネージャーの仕事とは、「なぜ、この製品/サービスは人の心を動かすのか?」という問いの連続です。顧客の潜在ニーズを徹底的に分析し、コンセプトを定義し、開発チームと共にそれを形にしていく。まさに「何もないゼロの状態から、多くの人に愛される価値(プロダクト)を創り出す」仕事に、私は心底夢中になりました。
ブログ『シネマ・アナトミア』で届けたいこと
私の「探求」の原動力、そして愛する俳優たち
プロダクト開発で私が26年間追い求めてきた「なぜ、このプロダクトは人の心を動かすのか? そして、人の心を動かすプロダクトの『要素』とは、一体何なのか?」という根源的な問い。それは、いつしか私のアクション映画鑑賞スタイルそのものになりました。
特に私の心を捉えて離さないのが、トム・クルーズという俳優の存在です。彼のキャリアは、まさに私の理想。常に自身をアップデートし、観客の期待を超える挑戦を続け、完璧な「顧客体験」を提供する。その徹底したプロフェッショナリズムと、極限状況でスクリーンに映し出される繊細な心の機微を分析するのは、人生の学びになります。
同様に、記憶をなくした最強の暗殺者(ジェイソン・ボーン)を見事に演じ切ったマット・デイモンや、どんな強敵でも何度でも立ち上がる不屈の闘志(ロッキー・バルボア)を体現したシルベスター・スタローンといった俳優たちの「表現の源泉」を探ることにも、尽きない興味を抱いています。
この『シネマ・アナトミア』では、その問いへの答えを探すように、主に以下のようなテーマを深掘りしていきます。
- キャラクターの『解剖』
なぜ、ヒーローの言葉は私たちの心を打つのか。一見、超人的なキャラクターの行動の裏には、どんな「願い」や「痛み」が隠されているのか。その心の深層を丁寧に読み解きます。 - 物語の『構造分析』
なぜ、この物語は私たちの心を掴んで離さないのか。ヒット作に共通する「興奮の設計図」や、巧みに仕掛けられた伏線・謎を、元マーケティングマネージャーの視点で分析し、その秘密を解き明かします。 - 演出の『化学反応』
アドレナリンをかき立てる音楽は、どのタイミングで、なぜ使われたのか? 緻密に計算されたスタントやアクションコレオグラフィ(振り付け)は、物語とどう作用しあっているのか。作品を構成する様々な要素が引き起こす、感動の化学反応を探ります。 - あなたへの『処方箋』
そして、これらの分析を通して見つけ出した、あなたの人生に前向きな勇気と輝きを与えてくれる「効能」を持つアクション映画を、心を込めてお届けします。
行動する『映画愛』
私にとって映画愛とは、ただ観るだけではありません。『トップガン』に憧れてバイクを駆り、『ミッション:インポッシブル』シリーズに触発されてロケ地を巡る。そんな風に、映画の景色に触発されて各地を巡ることもあります。このブログでは、そんな「体験」から得た熱量もお届けできればと思います。
アクション映画を多角的に理解し、あなたの鑑賞体験をより深く、より豊かなものにする。
そして願わくば、映画という最高の「人生の教科書」から、あなたの明日を少しだけ明るく前向きにするヒントを見つけ出す。
そんな発見の旅を、ここであなたとご一緒できれば、これほど嬉しいことはありません。