原作『俺たち賞金稼ぎフォールガイ』とリメイク映画版『フォールガイ』の11の違いを徹底解説!オリジナルドラマの解説、2024映画化で進化した魅力、隠れたサプライズとして原作ドラマのスター”リー・メジャーズとヘザー・トーマス”のカメオ出演などを紹介!
80年代の人気ドラマ『俺たち賞金稼ぎ!!フォールガイ』。このリメイク、2024年映画版『フォールガイ』。40年もたつと、同じ作品名でも異なるところが。どんな違いがあるのか、気になるところ。両作品の違いをまとめました。
この記事では下記の疑問に答えます。
- 両作品の設定とキャラクターの比較:
- 両作品のスタント技術とアクションシーン
- 時代に合わせたストーリーとテーマの違い
- 新旧ファンを満足させる工夫
リメイク映画版の原作との違いを知ることで、より一層現代版を楽しむことができると思います。
原作ドラマ『俺たち賞金稼ぎフォールガイ』とリメイク版映画『フォールガイ』の紹介
原作ドラマ『俺たち賞金稼ぎ!!フォールガイ』と2024年リメイク版映画『フォールガイ』の概略です。
項目 | オリジナルテレビドラマ 『俺たち賞金稼ぎ!! フォールガイ』 |
2024年映画
『ザ・フォール・ガイ』 |
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監督 | – | デヴィッド・リーチ |
脚本 | グレン・A・ラーソン | ドリュー・ピアース |
主演 | リー・メジャース (コルト・シーバース役) |
ライアン・ゴズリング (コルト・シーバース役) |
主要登場人物 | ヘザー・トーマス (ジョディ・バンクス役)ダグラス・バー (ハウィー・マンデル役) |
エミリー・ブラント (ジョディ・モレノ役) |
ストーリー | 各話異なる事件を解決 | 一つのストーリーを解決 |
放送/公開年 | 1981年 – 1986年 | 2024年 |
放送局・配給 | ABCテレビ | ユニバーサル・ピクチャー |
原作ドラマと異なり、映画版はスタントマン(ライアン・ゴズリング)が冤罪事件に巻き込まれて、その解決に奔走するストーリーです。元恋人の映画監督ジョディ(原作ドラマではコルトの相棒)とのラブロマンスも魅力です。映画撮影現場なので、実際の映画作品のオマージュシーンが盛りだくさんです。
スタントマンが主役の原作設定を活かしながら、現代風にアレンジして、さらにスタントマン出身のデヴィッド・リーチ監督が”スタントマン賛歌”、映画製作者への賛歌”をうたっているのもとても魅力です。
『俺たち賞金稼ぎ フォールガイ』ドラマと『フォールガイ』リメイク映画の11の違い一覧
早速、表題の原作ドラマ『俺たち賞金稼ぎ フォールガイ』ドラマとリメイク版『フォールガイ』の違い11選です。
キャラクター、ストーリー、ラブロマンス、スタント、主題歌、物語背景に違いが。うまく時代背景に合わせているので、どちらの作品から見ても楽しめます。
項目 | オリジナルテレビシリーズ 『俺たち賞金稼ぎ!! フォールガイ』 |
2024年映画
『ザ・フォール・ガイ』 |
1. コルトの本業と副業 |
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2. ジョディの役割 |
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3. サポートキャスト |
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4. 新キャラクター |
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5. 主要悪役 |
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6. ラブロマンス要素 |
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7. スタントとアクションの演出 |
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8. スタントの危険性 |
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9. ユーモアのトーン |
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10. 主題歌 |
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11. 設定 |
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フォールガイの原作ドラマ:『俺たち賞金稼ぎ!!フォールガイ』の概要と魅力
1981年から1986年にかけてアメリカのABCテレビで放送された人気シリーズで、全部で5シーズン、112話も制作されたんですよ。日本では1984年から放送が始まって、特に水曜ロードショーでのパイロット版は大きな話題になりました。
主人公コルト・シーバース(リー・メジャース)は、ハリウッドのスタントマンでありながら、副業として賞金稼ぎ(バウンティハンター)をしている二足のわらじのキャラクター。彼は甥のハウイーや助手のジョディ・バンクス(ヘザー・トーマス)と一緒に、保釈金を払って逃げた犯罪者を追いかける仕事をしていました。
当時としては斬新な設定で、毎回違う事件を解決していくエピソード形式のドラマだったんです。スタントマンという普段あまり知られていない職業にスポットライトを当てた点も画期的でしたね。
『フォールガイ』リメイク映画版の新要素:現代に蘇るフォールガイの世界
『フォールガイ』リメイク映画版は「ブレット・トレイン」や「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のデビッド・リーチ監督が手掛けました。リーチ監督自身も元スタントマンという経歴を持っているので、スタントシーンの迫力はハンパないです!
主演はライアン・ゴズリングで、彼も原作と同じくコルト・シーバース役を演じています。ただし、設定はかなり変わっていて、映画版のコルトは賞金稼ぎの副業はなく、純粋なスタントマンとして描かれています。
あらすじとしては、大怪我を負って一線から退いていたスタントマンのコルトが、復帰作となるハリウッド映画の撮影現場で、監督を務める元恋人ジョディ・モレノ(エミリー・ブラント)と再会します。そこで長年コルトがスタントダブルを務めてきた俳優トム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)が失踪し、コルトがその行方を追う中で思わぬ陰謀に巻き込まれていく…というストーリーです。また彼女とコルトの関係性が、物語の重要な軸となっています。
CGを極力排した実際のスタントはとても迫力があり、観ていてハラハラします。通常版と4DX版の両方を体験しましたが、4DXはジェットコースターに乗っているようで、作品にベストマッチでした。
『フォールガイ』リメイク映画版の魅力
映画『フォールガイ』の最大の魅力は、なんといってもスタントシーンの迫力!リーチ監督は可能な限り実際のスタントを使用し、CGは最小限に抑えているそうです。これ、友達と映画を見た後に話してたんですが、今のアクション映画って全部CGに頼りがちじゃないですか?でも、この映画は違うんですよ。実際のスタントを多用していて、それが画面から伝わってくる迫力が違うんです。
ゴズリングの演技も素晴らしくて、コミカルな部分とシリアスな部分のバランスが絶妙です。『ドライブ』や『ラ・ラ・ランド』とは全然違うタイプの役なのに、どれも説得力があるのがすごいですよね。
それから、映画ネタやパロディも随所に散りばめられていて、映画好きにはたまらない作品になっています。劇中に登場する映画「メタルストーム」は、実は1983年に実際に公開された作品だったりするんですよ!こういう細かい部分も楽しめます。
原作ドラマの主役が映画版にカメオ出演:リー・メジャーズとヘザー・トーマス”の登場シーン
映画のエンドクレジット中盤に、原作ドラマの主演だったリー・メジャーズとヘザー・トーマスが警察官役でカメオ出演しているんです!これは原作ファンにとっては嬉しいサプライズでした。
登場シーンの詳細
トム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)とプロデューサー(ハンナ・ワディンガム)の逮捕シーンに、リー・メジャーズとヘザー・トーマスは警察官役で登場。あほうなトムは逃走を試みて、地雷原でコミカルに爆死? 最後まで笑わせてくれます。
この演出は、2024年映画版が原作の魂を引き継いでいることが伝わってきます。デヴィッド・リーチ監督の映画愛を感じました。
まとめ
原作『俺たち賞金稼ぎ!!フォールガイ』と映画版『フォールガイ』の比較まとめ 11選:
- 両作品の設定とキャラクターの比較:登場人物の設定や物語の構成が変化している。
- 両作品のスタント技術とアクションシーン:両作品ともできるだけリアルなスタントを実施
- 時代に合わせたストーリーとテーマの違い:スタントマンに焦点を当てて、映画製作現場を舞台にしたドラマ
- 新旧ファンを満足させる工夫:スタントマンの基本設定を活かしつつ、TVドラマと映画に合わせてストーリーをアレンジ
映画『フォールガイ』は、単なるリメイクを超えて、原作の魂を現代に蘇らせた素晴らしい作品です。スタントマンという「縁の下の力持ち」にスポットライトを当て、彼らの技術や勇気を称える「スタントマンへのラブレター」とも言える映画になっています。
アクションあり、ロマンスあり、サスペンスあり、さらにはコメディ要素もあって、エンターテインメント作品として非常に完成度が高いです。原作ファンも新規の観客も楽しめる内容になっているので、ぜひ劇場で体感してみてください!
あ、そういえば、映画の中には数えられただけでも21シーン以上のスタントアクションがあって、32作品以上の映画や俳優へのオマージュが含まれていました。そういう細かい映画ネタを探すのも楽しいですよね!
古い作品のリメイクというと「焼き直し」という印象を持ってしまいがちですが、この『フォールガイ』は原作の良さを活かしながらも、全く新しい魅力を持った作品に仕上がっていると感じました。スタントマンたちの情熱と努力が、きっと皆さんにも素晴らしい映画体験をもたらしてくれるはずです。
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